合同会社あおにのクラウドファンディング実績を一覧にしてまとめています。
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クラウドファンディングは、単なる資金調達の手段ではありません。 プロジェクト実行者と支援者との間に生まれる、共感と応援の関係性です。
支援者がプロジェクトに惹かれ、支援を決める理由の多くは、 プロジェクトの背景にあるビジョンやゴールへの共感です。
そのビジョンやゴールの中に、プロジェクト実行者のブランドエッセンスが表れています。
支援者から共感を得られるプロジェクトには、実行者の独自性や価値観、ストーリーが凝縮されているのです。 つまり、ブランドの核となる要素が詰まっています。
また、クラウドファンディングを通じて支援者の声を拾い、それを反映させながらプロジェクトを磨き上げていくプロセスは、まさにブランディングそのものです。
支援者とのコミュニケーションを重ねる中で、プロダクトやサービスの価値や特徴が明確になり、ブランドとしての輪郭が徐々に形作られていきます。
そうして紡ぎ出されたブランドエッセンスが積み重なることで、ブランドコンセプトが自然と生まれてくるのです。
クラウドファンディングは、プロジェクト実行者と支援者との直接的なコミュニケーションが生まれる場です。 そこでの応援の声や対話から、ブランドの本質を抽出していくことができます。
このアプローチは、中小企業のブランディングにも十分応用できると考えています。
お客さまとの接点を大切にし、そこでのフィードバックを丁寧に拾い上げていくことで、自社のブランドエッセンスが見えてくるはずです。
成功しているクラウドファンディングの事例は、ブランディングの本質が「共感」と「応援」にあることを示唆しています。
モノやサービスの価値だけでなく、そこに込められた想いや価値観に共感し、応援したいと思う気持ちこそが、強いブランド関係性を生み出すのです。
この気づきを、中小企業のブランディング支援に活かしていくことが、"あおに"の役割です。
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新事業や新製品のコンセプト検証(PoC:実現可能性の確認)において、最も効果的な試作品(MVP:実用可能な最小限の製品)とは、すぐに売れる形(MSP:販売可能な最小限の製品)にすることです。
このコンセプト検証には、クラウドファンディングが最適な方法です。なぜなら、製品の具体的な形を詳しく示さなくても、目指す未来とそこに至る道筋だけで資金を集めることができれば、それ自体がコンセプトの証明となります。
想像上の顧客像を作ることに意味はありません。大切なのは、実際にコンセプトを聞いて強く共感し、どうしても手に入れたいと思い、実際にお金を出してくれる顧客(熱心な支持者)が存在することを確かめることです。これこそが、考えが正しいかどうかを確認する上で最も重要なことです。
この熱心な支持者とは常にやり取りを続け、その意見に耳を傾け、本当に解決したい課題を深く理解し、そこから外れていないかを確認し続けることが大切ではないでしょうか。
さらに、この熱心な支持者たちのつながりを作り、製品が発売されるまでの間、期待と興味を高めていくことができれば、発売直後から強い思いを持って共感してくれる顧客が存在することになります。
今のSNS時代では、これが大きな強みとなるのです。